宮光園@山梨・勝沼

フジッコワイナリーのあとは、今年の3月26日にオープンしたばかりの宮光園に行きました。
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宮光園とは、明治時代に日本のワイン造りに功績を残した宮崎光太郎が創業した宮崎葡萄酒醸造所と観光葡萄園の総称です。

この宮光園はメルシャンのワイン資料館の前にあるので、前をよく通っていました。外から見る限り、草が茂っている奥にかなり古い鄙びた家があるなぁと見ていたところでした。それが、こうもきれいになって生まれ変わるとは!
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中を見れば日本のワインの歴史がつまっている場所だということがわかり、あらためて驚いています。

甲斐産葡萄酒の下あたりに宮崎光太郎と書かれたワインボトル。英語と漢字が混ざったレトロでしゃれたラベルだと思いませんか?
肩ラベルには、帝国医科大学御用と書かれています。戦前は薬として使われていたことがわかりますね。
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その他に当時のワイン造りの様子の写真(下の写真)や昭和天皇が東宮時代にこの場所を視察した際の写真などもあります。
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この写真は、ブランデーの蒸留資料ですが、右側と真ん中は、葡萄焼酎と書かれていて、明治44年にブランデーとなっているのもおもしろいですね。
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1階のお座敷では、白黒の記録映画が流されています。勝沼のワインの宣伝のため、東京や関西から酒屋さんを招待し、昇仙峡に行ったあと、勝沼の葡萄棚の下で宴会ということをしていました。まさに今の販売促進のための招待旅行を明治時代からしていたんですね。

これらの資料はすべて、この宮光園の保存のため整理した時に発見されたものだそうです。貴重な資料の数々を見ると、よくここまで残っていたと感心すると同時に、山梨・勝沼のワイン造りの歴史=日本ワインの歴史をしっかりと味わうことができました。

もしよろしければ、ワイナリーの訪問と一緒にぜひ足を運んでみてください。おもしろいです。

甲州市近代産業遺産 宮光園
〒409-1313 山梨県甲州市勝沼町下岩崎1741
観覧時間:9時~16時30分  休館日:火曜日
観覧料 200円