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メドックマラソンツアーDay1 シャトー・ディケム

メドックマラソンツアーの最初の訪問シャトーは、シャトー・ディケムでした。

シャトーの門の前にある石碑。イケムの象徴の王冠がほられています。
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門の右側にYquemとあり、帰りにこの前で記念撮影しました。
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こちらは事務所入口。
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レセプションルームに通され、ここで待ちます。
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イケムの美人醸造責任者がソーテルヌの中で一番標高が高い(40m)見渡しのよい所まで案内してくれます。
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よく晴れた気持ちのよい緑の中で、ブドウ畑を見ながら説明がスタートしました。
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「イケムは、2つの川と大きな森に囲まれています。
ガロンヌ川の左岸になり、シロン川の冷たい水温とガロンヌ川の温かい水温の温度差で霧が発生。
92%霧が発生し、それによりブドウに貴腐菌がつくのです。
昼からは霧が晴れ、太陽によるドライな空気が貴腐菌がついたブドウを乾燥させます。
その繰り返しによって完熟した貴腐ブドウとなります。
貴腐菌がつかなかった年は過去9回あります。
1910年、1915年、1930年、1951年、1952年、1964年、1972年、1974年、1992年」

シャトーの方に戻ります。シャトーと木々の間からの陽の光が美しい景色を作り出しています。
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途中、両側の壁にいろいろな絵が・・・
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こちらで少々歴史のお話がありました。
「シャトー・ディケムの歴史は非常に古く、中世の頃にはイギリス国王が所有していました。
その後、100年戦争の結果、1453年フランス国王であるシャルル7世のものになります。
1711年。代々シャトーの管理を任されてきたソヴァージュ家レオン・ドゥ・ソヴァージュが国から所有権を買い取ったことにより、ソヴァージュ家が単独のオーナーとなります。この地方の名家であるソヴァージュ家がディケムの土地にブドウを植え始め、現在の城館を建てたと言われています。
1785年、レオン・ドゥ・ソヴァージュの曾孫フランソワーズ・ジョセフィーヌ・ドゥ・ソヴァージュ・ディケムがルイ・アメデ・ドゥ・リュール・サリュース伯爵と結婚し、シャトーはリュール・サリュース家の所有となりました。
フランス革命の際サリュース伯爵がギロチンにかけられた後、一時中断していましたが、その20年後フランソワーズが再開し、現在に至ります。」
ちなみに現在の筆頭株主は、ルイ・ヴィトン・モエ・エ・ヘネシー・グループです。
下の写真の方が、フランソワーズ・ジョセフィーヌ・ドゥ・ソヴァージュ・ディケム。
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次にセラーの建屋に向かいます。ここはセラーの建屋に入った正面。ブドウを足で踏むタイル絵があります。
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たくさんの写真の前で説明してくださいました。
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「イグレク(辛口白ワイン)は、ソーヴィニオンブラン(60%)とセミヨン(40%)からなります。
来週の月曜日9月13日から白ワインの収穫がはじまる予定です。
毎年40人の同じメンバーで行います。(20人男性、20人女性。)」

「イケムは9月中旬から10月頃に収穫。200人の収穫隊を4つのグループに分けて行います。
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貴腐菌のついた完熟ブドウの粒ごと=写真の皺くちゃになったブドウの実だけを5~6回に分けて収穫します。
カビは香りで判断し、カビの実ははすべて捨て、また皮が破れている場合も捨てます。
そうして2~2カ月半かけて収穫します。
2000年は途中で雨が降り、その分は捨てたので通常の約40%分しかブドウがありませんでした。
1haで8hlとれるのが通常で、2009年は22-25hlと通常の約3倍のワインができました。
プレスは1回でなく、4回に分けてプレスします。醸しは1日。
樽の中にジュースを移し、アルコール発酵させます。」

「辛口白ワインは、新樽30%。古樽70%の比率。イケムは100%新樽です。
3か月おきに3-4回澱引きし、春にイケムにするかしないかを決めます。
セレクションされないものは、ネゴシアンに売ります。
イケムワインになったものは6月にアッサンブラージュします。」

この地下にあるセラーで寝かせます。左が2009年。右が2008年。
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2年半熟成した後、またアッサンブラージュします。
そして瓶詰前に樽の中に澱を取り除くためにゼラチンを入れます。
ボトルは、ハーフ、通常のボトル、マグナム、15Lのボトルもあります。」

そしてお待ちかねのテイスティングです。2007年のイケムをいただきました。
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美人醸造責任者がついでくれます。
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2007年は霧も太陽もたくさん出て、それほど暑くなかったけれども寒暖の差が激しく菌がよくついたそうです。
2007年のイケムは、はじめは蜂蜜のアロマ。その後バニラ、キャラメルの樽香が。
フォアグラ、ロックフォール、「神戸牛」に合うと説明していました。あー神戸牛ですか・・・^^
超一流のワインには、最高級和牛が合うのでしょうか。
ちなみにグラスにもイケムの紋章が。素敵です。
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この醸造責任者は、一番古いもので1907年を飲んだことがあるそうで、
コニャック、ブランデー、コショウの香りだったと話してくれました。

青空のもとシャトーが美しく、気品に満たされています。
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最後にイケムのブドウ畑とブドウをご紹介。
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本当に幸せなシャトー訪問となりました。